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お世話になった方のワンちゃん,

くろべぇくん。ミルがうちに来たのと同じ頃,罠にかかっているのを助けて,飼うことになったそうです。いつもおとなしく玄関にうずくまっていましたが,飼い主さんとお散歩するときはこんなに楽しそうな顔をするんですね。

 

うちのネコ,11歳のサラです。腎臓病ですが,薬のおかげで元気に暮らしています。お気に入りのリボンの形のクッションの上にいることに。

 

我が家のミル。2012年10月のある日,うちの物置に入りこんでいました。当時は生後4~5ヶ月くらいの仔犬でした。虐待されて捨てられたらしく,3年が過ぎた今も,撫でたり散歩したりできません。庭に5mくらいの長い鎖で繋ぎ,自由に動けるようにしています。最近は,私が後ろを向いていると鼻をくっつけて匂いをかいでいます。とてもゆっくりですが,ミルとの距離はだんだん近づいています。   

 

制作の流れ

私の愛犬,ミルの絵(F20)で制作の手順を見ていただきます。

 

1.キャンバスに下塗りをし,水彩色鉛筆で下書きをします。

     虐待されて,うちの庭に置き去りにされていた彼の消えない心の傷を,

     下塗りの暗い色に込めました。

2.背景と,ミルの明るい部分に色を付けました。

3.ミルをだんだん明るくしていき,少しずつ色を加えていきます。

4.暗い部分の色をおこし,また明るい色を重ね,

      それを繰り返すことで量感や質感を出していきます。

5.後回しにしていた背景の合成。 

      いつもミルがいる庭の風景を入れようと いろんな写真を参考に。

      なかなか構図がうまくいかず苦心しましたが,

      庭石をひとつ省くことでなんとか落ち着きました。

      ここでも,  ミルや背景を明るくしたり暗くしたり,

      何度も繰り返して空間の感じを出していきます。

ここまでの製作時間  だいたい70時間くらい

 

 6.顔などの細部の仕上げ お写真が明瞭なものであれば,ヒゲやまつ毛など, 細かい毛を描いて仕上げになります。 (これはくろべえくんの顔ですが…)

   お値段だけ見ると,高いと感じられるかもしれません。だけどこのような手順を踏む私の描き方では,どうしても大変な時間がかかってしまいます。ご連絡や発送にかかる時間なども考え,時給に換算したときアルバイトするより安くなると無理が生じると思い,このお値段を設定させていただきました。

   うちにも養わなければいけない犬1匹と猫3匹がおります。ご理解のうえご注文いただけるとうれしいです(^_^)

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